山 行 報 告
2020/2 / 7 〜 9  富山登山研修所:積雪期初級冬山講習会  メンバ:大高ぁ、他、記録:大高ぁ

富山から
立山・劔岳  


【コースタイム】

 記録参照

【記 録】

 (2月7日[金]〜9日[日])

 
国立登山研修所主催の講習会「積雪期登山基礎講習会」に参加しました。

 那須の雪崩事故を受け、高等学校の登山部顧問の研修を中心に企画された講習会。出張しやすい環境が整えられながら、残念ながら高等学校の登山部顧問の参加者は少なかった。

 まずは、天気・雪の第一人者が講師に招かれ、初心者に分かりやすく机上解説をしていただいた。次に翌日実際に山に入り、40cm以上の降雪の中、国際ガイドを含む一流の講師陣の指導の元、実際の山の中で、読図技術・雪崩予防と雪崩対策・歩行技術・幕営技術の指導を受ける。

 初見の者同士でチームを組み、計画立案からスタートさせて、合間合間に講師からのアドバイスがあるというやり方は、実践に即していてチームで考えながらになり、身に付くやり方だった。

 雪温計で実際に230cmくらいの積雪を計測したら、一番下の土近くが06℃くらいで表面近い雪の温度が−5℃くらいであり、実際に同じ雪の中でも5℃近い温度差があることを聞いてはいたが確認できた。

 最後は振り返りを行い、実際に今不足していることを洗い出した。

 1.リーダーのまとめる力と各個人の自力した力。

 21に必要なのが、各自の予測する力。時間、体力、雪崩、ルート、天候などあらゆる予測を各自が行うことで意見を出し合い、合意する事で危険を回避する。

 という結論が導き出された。

 国立登山研修所だけあって、事務方に至るまで国立登山研修所の職員の登山レベルが高く、幕営地の地点まで事務方も同行して幕営、20kgはあろうかという重たい荷物を背負って山スキーで軽快に下っていく姿には恐れ入りました。